楽天はこのほど、同社運営のMVNO「楽天モバイル」において、月額利用料の支払い方法として口座振替を追加したと発表した。申し込みの受け付け開始は11月下旬で、2016年11月利用分(12月請求分)の料金から口座振替での支払いに対応する。

これまで、楽天モバイルの利用料は契約者本人名義のクレジットカードや、楽天銀行デビットカード、スルガ銀行デビットカードのいずれかに限られていたが、多くのユーザーから要望が寄せられたとして、新たに口座振替に対応する。新規契約の場合は申込時に、すでに契約しているユーザーは、ユーザー専用サイトから口座情報の登録が可能。なお、口座振替の利用にあたり、毎月100円(税別)の手数料が請求される。

口座振替が利用できるのは月額利用料のみで、端末代金の支払いには利用できない。

グループサービスとの連携も発表

また、楽天が運営するスマートフォン向け電子コミックサービス「楽天マンガ」と連携し、楽天モバイルユーザー向けサービス「楽天マンガ月額500コース by楽天モバイル」の提供も開始する。月額料金は税別500円。

楽天マンガは、仮想の専用通貨である「メダル」(1メダル=1円相当)を使って、電子コミックを購入できるサービス。現在10万冊を超える作品を取り扱っているという。楽天モバイルの契約時に「楽天マンガ月額500コース by楽天モバイル」に申し込むと、毎月550メダル(=550円相当)が付与されるという。また、特典として、契約付きとその翌月は550メダルが無料で付与される。

楽天では、定額制の電子雑誌読み放題サービス「楽天マガジン」についても、今冬を目処に、楽天モバイルとの連携を開始するという。