バッテリー持続時間短縮の原因とも言えるRetinaディスプレイ。しかし2時間のバッテリー持続時間を失っても余りあるほどに、非常に満足度が高い体験をもたらしてくれる。これは魅力だ。
13インチMacBook Proには2012年モデル以降、Retinaディスプレイが搭載されてきた。高精細ディスプレイは、写真やビデオだけでなく、特にテキストや文書などの文字を中心とした表示もくっきりと見やすくなり、ビジネスの現場でも有効だ。そのディスプレイをさらに改良し、25%多くの色を表示でき、コントラストを67%向上させた。既にiPad Pro、iMac、iPhone 7には採用されているワイドカラー、あるいはTureToneといったキーワードで呼ばれているディスプレイである。
赤や緑の色味が濃くなり、自然の写真がより魅力的に映える。またコントラストの向上は、写真のダイナミックさに加え、文字の見やすさにもつながる。
実際、新しいMacBook Pro 13インチモデルで、かれこれ6時間ほど原稿を書き続けているが、2時間前に若干輝度を落とした程度で、目が疲れることもなく作業を継続できている。筆者も普段からMacBook ProのRetinaディスプレイを使ってきたが、コントラストの向上は、思った以上に効果的だと感じた。