スターティアラボは10月12日、同社が企業向けに提供するインバウンド・マーケティング支援サービスである「Cloud Circus(クラウドサーカス)」において、AR(拡張現実)を利用したユーザーのその後のサイト内行動を分析できる機能を提供開始した。新機能の追加による料金の変更は無い。

AR機能の利用イメージ

同サービスは、AR作成ソフトである「COCOAR(ココアル)」や電子ブック作成ソフトである「ActiBook(アクティブック)」など、同社が提供する複数の企業向けソフトウェアを定額で利用できるというもの。

今回の機能追加では、同サービスで利用できるAR作成ソフトと、サイトに訪れた見込み顧客を可視化し有望な見込み顧客への販売促進を支援するというマーケティング支援ツールである「BowNow(バウナウ)」を連携させた。

この連携により、COCOARで作成したARマーカーを閲覧したユーザーが、AR経由でサイトに訪問し、問い合わせや注文をした際に、どのARマーカーから問い合わせや注文に結び付いたかが明確になるという。

利用例として、商品チラシなどの紙媒体や菓子などの商品パッケージにARマーカーを設置することで、AR利用による商品プロモーションに加えて、ARから自社のキャンペーン・サイトへ誘導し、その後、商品に興味がある消費者に向けて販促用のメール配信が行えるようになるなど、効率的な販売促進アプローチが可能になるとしている。

同社は同機能の追加により、今後、菓子メーカーや飲食店、不動産業などを中心に販売を行っていく予定とのことだ。