米Googleは9月19日(現地時間)、トラベル用アプリ「Google Trips」を発表した。Google PlayからAndroid用を、AppleのApp StoreからiOS用を無料で入手できる。
Google Tripsはブラウザ(Web検索、旅行情報サイト)や地図アプリなどを行き来することなく、一カ所で旅行先の情報を収集し、旅行の計画を立てられるようにしたアプリだ。使用するにはGoogleアカウントが必要。まず「Where do you want to go?」と書かれたボックスに旅行に行く都市名を入力して「旅行」を追加する。追加した旅行には、下記のようなセクションが並ぶ。
- Reservations:飛行機やホテルなど予約情報
- Things to do:観光スポット、アトラクションなど
- Day plans:1日の計画、おすすめの1日プラン
- Food & Drink:レストラン、カフェ、バーなど
- Getting around:交通機関、移動のための情報
- Need to know:緊急時の連絡方法、ショッピング情報、支払いに関する情報(貨幣、チップなど)
- Saved places(保存した情報)
Google TripsはGmailと連動しており、初めてアプリを立ち上げた時に、Gmailの情報を基に過去の旅行が自動的に登録される。また、予約の情報もGmailから自動的に追加される。Gmailとの連携は標準でオンになっており、Gmailと結びつけたくない場合は設定でオフにする。
1日プランのおすすめは、マップとカードで分かりやすく表示される。シンプルかつ柔軟にカスタマイズできる編集機能が用意されており、編集画面でマジックワンド・ボタンをタップすると、その地域の別の1日プランをチェックできる。必ず行きたい場所があったらピンしておくと、その場所を中心にオプションプランを作ってくれる。時間が限られる場合は、フィルター機能を使って午前または午後だけのプランに絞り込むことも可能だ。
旅行の準備だけではなく、旅行中にもGoogle Tripsは活躍する。旅行ごとにデータを端末にダウンロードでき、一部のリアルタイム情報(営業中/閉店中など)以外はオフラインでアクセス可能。旅行前にダウンロードしておけば、旅先でデータ接続を使えない時もトラベル情報を利用できる。旅先でネット接続を利用できる時は、ロケーションに基づいた近くのスポット、リアルタイムの情報などが常に更新される。