5:何枚も撮る&ベタな構図を恐れない

写真撮影のベタな構図として知られる「日の丸構図」、カメラ好きは敬遠するものだが、被写体が生き物だとハマることが多いという。ただし、画角を広く撮るとぼんやりした構図になるので、主役の魚が少なくとも画面の5割以上を占めるのを目安にしたい。

水咲氏に「縦で撮影していれば…!」とコメントをもらったビルマホシガメの写真(左)。縦でも撮ってはいたのだが、カメが正面を向いていたのは一瞬だった…(右)

また、これだけいろいろと気をつけていても、手ぶれや思わぬ映り込み、また筆者個人の体験で言えば上のカメの写真のような生き物の動きなど、不確定要素は多い。プロの水咲氏でも30~50枚撮って、1枚良い物があるかないか、という世界だそうだ。シロウトであればさらに数を打つべきだろう。

一度凝り出すととまらなくなる水族館撮影だが、周囲の来場者への気遣いは忘れずに。特に大人が持った一眼レフは子供の目の高さに来やすいので、レンズは体側に向けて移動する