ヴイエムウェアは8月31日、OpenStack Mitakaを基盤としたOpenStackディストリビューションの最新版「VMware Integrated OpenStack 3」を発表した。提供は、2016年第3四半期に予定されている。

最新版は、Mitakaの新機能「Novaコンピューティング サービスのコンフィグレーションを簡素化」「Keystoneサービスを効率化し、クラウドネットワークのアイデンティティ管理機能の設定を1つのステップに集約」に基づき、管理性、拡張性、利用体験において機能拡張が図られている。

VMware Integrated OpenStackの既存ユーザーは、実装済のアップグレード機能を利用し、VMware Integrated OpenStack 3に移行することができる。

同社は完全なOpenStack環境をわずか2台の仮想マシンでも実行できるよう、管理コントロールプレーンの最適設計を実施。このコンパクトな管理コントロールプレーンを利用することで、支店や部門向けの小規模なOpenStackクラウドを高い費用対効果の下、わずか15分程度で構築できるという。

また、最新版では、既存のvSphere仮想マシンをOpenStackにインポートでできるため、開発者は主要なプロジェクトワークロードを簡単に移行し、移行初日からOpenStack APIで管理することが可能になる。