アスクは4日、AMDの最新GPU「Radeon RX 470」を搭載したグラフィックスカードを発表した。独自の「Dual-X」クーラーを搭載した2製品と、ブロワーファンを搭載した1製品の計3製品を用意する。

「Radeon RX 470」は、"Polaris"世代のミドルレンジGPU。14nmFinFETプロセスに加え、第4世代Graphics Core Next(GCN)アーキテクチャの採用により、従来世代の製品と比較して、パフォーマンスが大きく向上した。

「SAPPHIRE NITRO+」シリーズ

「SAPPHIRE NITRO+」シリーズ

「Dual-X」クーラーを搭載した「SAPPHIRE NITRO+」シリーズからは、グラフィックスメモリが4GBの「NITRO+ RADEON RX 470 4G GDDR5 OC」と、8GBの「NITRO+ RADEON RX 470 8G GDDR5 OC」をラインナップする。どちらも4日に発売し、店頭予想価格は「NITRO+ RADEON RX 470 4G GDDR5 OC」が税別27,980円、「NITRO+ RADEON RX 470 8G GDDR5 OC」が税別32,480円。

直径8mmのヒートパイプを含むマルチヒートパイプと2基の95mmファン、バックプレートを組み合わせて、冷却性能を高めた。また、アイドル時にファンの動作を停止するセミファンレス機能「Intelligent Fan Control 3」をサポートする。なお、ファンは着脱可能で高いメンテナンス製を備える。

さらに本体上部のロゴにLEDを搭載。TriXX 3.0ユーティリティからライティングモードの切り替えが行える。

「NITRO+ RADEON RX 470 4G GDDR5 OC」の主な仕様は、ベースクロックが1,143MHz、ブーストクロックが1,260MHz、メモリが256bit接続の4GB GDDR5、メモリクロックが7,000MHz、PCとの接続インタフェースがPCI Express 3.0 x16、補助電源コネクタが8ピン×1、出力インタフェースがHDMI 2.0b×1、DisplayPort 1.4×2、DVI-D×1。

「NITRO+ RADEON RX 470 8G GDDR5 OC」の主な仕様は、ベースクロックが1,121MHz、ブーストクロックが1,260MHz、メモリが256bit接続の8GB GDDR5、メモリクロックが8,000MHz、PCとの接続インタフェースがPCI Express 3.0 x16、補助電源コネクタが8ピン×1、出力インタフェースがHDMI 2.0b×1、DisplayPort 1.4×2、DVI-D×1。

RADEON RX 470 4G GDDR5 OC

RADEON RX 470 4G GDDR5 OC

「RADEON RX 470 4G GDDR5 OC」は、リファレンス基板を採用したモデル。6日に発売し、店頭予想価格は税別25,980円。ブロワーファンによるクーラーに加え、アルミニウム製ヒートシンクとバックプレートによる冷却ユニットを搭載する。

主な仕様は、ベースクロックが932MHz、ブーストクロックが1,216MHz、メモリが256bit接続の4GB GDDR5、メモリクロックが7,000MHz、PCとの接続インタフェースがPCI Express 3.0 x16、補助電源コネクタが6ピン×1、出力インタフェースがHDMI 2.0b×1、DisplayPort 1.4×3。