iPhoneとiPadではこれまで、アプリ内決済にも利用することができた。Apple Payでは配送先の住所を設定しておくことができ、Apple Payでの決済プロセスを利用する際は、カード番号の入力と配送先住所の入力を省くことができるようになる。

例えば、Uberの支払いは、登録しているクレジットカードを利用することもできるが、端末にApple Payが設定されていれば、そちらからの支払いが可能だ。また、iOSのWalletに読み込むことができる米Starbucksのプリペイドカードも、アプリからチャージする際にApple Payが利用できる。

これらのアプリはApple Pay以前から使っていたため、すでにカード情報が入っているのだが、新たに使い始めたLyftでは、カード番号を設定しなくても、すぐに利用開始できるというメリットを体験することができた。

これまで、iPhoneやiPadアプリからしか利用できなかったApple Payがウェブに対応し、Apple Payのメリットをアプリの外にも解放したのが、今回のトピックだ。また、MacとiPhoneもしくはApple Watchの間でセキュアな通信を行うことで、MacからApple Payを利用できるようにしたのが、Apple Pay on the Webの概要である。