説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、『Apple Musicを解約すると、クラウド上の曲は消える?』という質問に答えます。
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Apple Musicを解約すると、レコメンド機能「For You」などストリーミングサービスだけでなく、iCloudミュージックライブラリへのアクセスが遮断されます。iCloudミュージックライブラリには、Apple Music利用中に作成したプレイリストやアップロードした曲(自分がCDから取り込んだ曲)が保存されていますが、契約終了後は利用できなくなります。
しかし、契約終了後もiCloudミュージックライブラリの内容は消去されません。同じApple IDでApple Musicを再契約すれば、アップロードした曲も作成したプレイリストも元どおりになります。どの程度の期間ならば消去されないのか、すべてのデータが確実に残されるのか、明確な基準は示されていませんが、サービス開始から1年に満たない現在のところ消去されることはないようです。
ということは、なんらかの事情で契約を終えることがあっても、再契約すればミュージックライブラリを以前の状態に戻せるということになります。Apple Musicは個人契約で月額980円、ファミリー契約で月額1,480円かかりますから、忙しくて利用回数が減りそうな時期には解約して出費を減らす、といった使い方も可能でしょう。
なお、契約終了以降にiPhoneへ追加した曲(再契約時点でiPhone上にある曲)は、再契約したときにiCloudミュージックライブラリと統合されます。現在iPhone上にある曲を消したうえで復元するわけではないため、まとまった量の曲をiPhone上に保存していても影響ありません。