Appleは6月13日~17日(米国時間)、開発者向け会議「WWDC 2016」を開催した。今年で27年目を迎えるこのイベントには、74カ国から5,000人以上の開発者が参加。そのうち72%が今年初参加だったという。

WWDC 2016

WWDCでは各製品のプラットフォームについて新しい発表がなされるため、開発者だけでなく世界中の記者がサンフランシスコに集結する。そのうち何%が初参加かは知らないが、筆者は今回初めて現地取材の機会を得た。日本からはIT界の重鎮と呼ばれるジャーナリストの方々も参加しており、慣れた様子で取材していたが、初取材の筆者にとってはすべてが新鮮だった。現地で目にしたもの、体験したことを思い出すだけで、今でもビリビリとした気持ちが蘇ってくる。

そこで今回は、WWDCを出発前から振り返ってみようと思う。海外に持っていくデバイス選びから、便利な米国イミグレの裏ワザ、開幕前日の街の雰囲気まで一気にまとめたごった煮記事だ。WWDCレポートとしてだけでなく、サンフランシスコ出張記として楽しんでもらってもいいし、米国旅行に役立つハウツー記事として読んでもらっても構わない。発表内容の詳細なレポートや分析はマイナビニュースでも多数書かれているので、それらを参考にしてもらえれば幸いだ。