アユートは6月21日、Astell&Kernのハイレゾ対応ポータブルプレーヤー「AK70」を発表した。米国での価格は599ドル。日本でも7月に発売する予定だが、発売日や価格など詳細は未定となっている。

AK70

AK70は、2015年5月に発売されたハイレゾプレーヤー「AK Jr」の後継モデル。エントリー機ながら2.5mm/4極バランス出力端子を装備している。DACチップは、Astell&Kern第2世代のハイレゾプレーヤー(AK240、AK120II、AK100II)と同じく、シーラス・ロジックの「CS4398」を1基搭載。PCM 192kHz/24bitのネイティブ再生に対応する。PCM 384kHz/32bitはPCM 192kHz/24bitに、DSDはPCM 176.4kHz/24bitに変換して再生する。

充電用のUSB端子はデジタル出力も兼ねており、ポータブルアンプなどにデータを送ることが可能。パソコンと接続することで、PCM 96kHz/24bit対応のUSB DAC機能も使用できる。

本体側面。USB端子から外部のUSB DAC内蔵アンプなどに接続することもできる

内蔵メモリの容量は64GBで、本体側面にmicroSDカードスロット(最大128GB対応)を1基装備している。通信機能はIEEE802.11b/g/n(2.4GHz帯)の無線LAN、Bluetooth 4.0。DLNA対応のネットワーク再生機能「AK Connect」にも対応している。バッテリー容量は2,200mAh。

きょう体のデザインやユーザーインタフェースはAstell&Kernのハイレゾプレーヤー第3世代(AK380、AK320、AK300)と共通。素材はアルミニウムで、カラーはミスティミントを採用している。前面のタッチ対応ディスプレイは3.3型で、解像度が480×800ドット。本体サイズは約W60.3×H96.8×D13mm。重量は約132g。専用ケースは付属せず、別売となる。

対応する音楽ファイル形式はWAV、FLAC、MP3、WMA、OGG、APE、AAC、ALAC、AIFF、DFF、DSF。周波数特性は±0.56dB(10Hz~70kHz アンバランス)、±0.55dB(10Hz~70kHz バランス)。S/N比は116dB(アンバランス、バランス)。Astell&Kernのハイレゾプレーヤー第3世代向けのオプションは、「AK CD-Ripper」のみ対応する。「AK AMP」「AK Recorder」は使用できない。

同日、アユートは製品発表会を開催。詳細は追ってレポートする