デスクトップ版も投入予定 - プラットフォームをAM4に刷新
今回発表されたのは、モバイル版のみだが、AMDはかねてよりBridtol Ridgeのデスクトップ版投入も予告している。Macri氏は、このことについて「デスクトップ版APUは、OEM版が先行するが、一般市場向けにも供給予定だ」としており、6月1日に開催された第7世代APUの発表会では、未発表のAMD A10-9700を搭載したHP Pavilion 510も展示されていた。
このBristol Ridge世代のデスクトップAPUは、DDR4-2400に対応するだけでなく、CPUソケットも現行のSocket FM2+からAM4へと変更され、2016年末に市場投入が計画されている新世代アーキテクチャZenを採用した"Summit Ridge"と共通プラットフォームを利用することになる。
同会見でも、Lisa Su CEOは、Summit Ridgeのエンジニアリングサンプルを披露し、今四半期末より一部パートナーに向けてサンプル提供を開始と、予定通り今年末の市場投入を予告。開発が順調に進んでいることをアピールした。
また、同氏はZenコアによりIPC(Instruction Per Cycle:1サイクルあたりに実行できる命令数)が40%向上、8コア/16スレッド構成、AM4プラットフォームの採用というSummit Ridgeの特徴を紹介するとともに、ZenコアをデスクトップCPUにとどまらず、今後サーバー、APUの順に市場投入する計画であるとし、CPUビジネスを加速する意向を示した。
さて、発表会の会場には、Bristol Ridgeを搭載した各PCメーカーの最新製品が展示されていた。写真を中心に紹介しておこう。