ASRockはBroadwell-E対応のマザーボード新製品として、ゲーミング向けの「Fatal1ty X99 Professional Gaming i7」とクリエータ向けの「X99 Taichi」を展示していた。10コアCPUをサポートするため、ともに12フェーズ電源を搭載。重量級のグラフィックスカードに耐えられるよう、高耐久の拡張スロットも採用した。
両モデルの仕様はかなり似ている。ネットワークは、Intel製デュアルGbEとIEEE 802.11acを搭載。基板との接合を強化した「Steel Slot」仕様のPCI Express x16を3スロット備え、3way SLI/CrossFireXに対応する。ストレージI/Oとしては、10個のSATA3ポートと、2つのUltra M.2スロットが用意されている。どちらも7月の発売予定。
マザーボードの仕様としては手堅い方向で、特に尖ったところがあるような印象では無いが、同社がアピールするのはコストパフォーマンスの良さだ。Fatal1ty X99 Professional Gaming i7は259ドルで、X99 Taichiは219ドル。従来の「Fatal1ty X99 Professional」が4万円台で売られていることを考えると、かなりお買い得感がある。
異なっているのはオーディオ機能で、Fatal1ty X99 Professional Gaming i7の方には、Creativeの最新ソフトウェア「Sound Blaster Cinema 3」が搭載される。「Reality 3D」機能により、臨場感の増した3Dサウンドを楽しむことができるという。