「COMPUTEX TAIPEI 2016」のMicrosoft基調講演に合わせ、マウスコンピューターは生体認証を利用したログイン機能「Windows Hello」に対応した外付けUSBカメラと、タッチ型のUSB指紋認証センサーの開発を明かした。

Windows Helloに対応した外付けUSBカメラ

こちらはWindows Hello対応のタッチ型USB指紋認証センサー。ちなみに奥にあるのは開発中の「MADOSMA」第2世代モデルとなる

Windows Helloに対応した顔認識や指紋認証に対応した製品。Microsoftの公式なWindows Hello用デバイス基準をクリアした製品で、USB経由で顔/指紋データをPCへ送信する。指紋認証センサーについては、もともと法人向けのセキュリティデバイスとして開発していた製品を、パスワード保存など一部機能を省いてダウングレードさせたという。マウスコンピューター製品企画部の部長 平井健裕氏によると、「いずれも移行期の製品」。最終的には自社PCへ内蔵する形にしたいという。

開発背景は、Windows Helloデバイスが、価格や種類の問題で「意外と市場で買えない」ことが要因のひとつだという。製品自体が少ないほか、価格も1万円以上する開発者向けのものが多いため、大体の価格レンジとしては、(現在販売しているWindows Helloデバイスの価格レンジである)1万数千円から「桁が一つ違うレベルを想定している」とのことで、数千円程度になりそうだ。

USBカメラは顔認証できる3Dカメラ。PC上へ引っ掛ける形で設置されていた

タッチ型のUSB指紋認証センサーは非常に小型で、指の先でつまめるくらいのサイズだ。重さは数g程度だろう。センサーは差し込み部の逆側に搭載されている