4月29日・30日、東京・中野サンプラザで春のヘッドフォン祭 2016が開催 (主催 : フジヤエービック)。本稿では「AK100II」の「けいおん! 」コラボレーションモデルなど、13階で見つけた気になる展示をレポートする。

Astell&Kern

Astell&Kernブースでは、ハイレゾプレーヤー「AK100II」と「けいおん! 」のコラボレーションモデルを出品。ローズゴールドのボディには、前面に「K-ON! 」のロゴを、背面には放課後ティータイムのメンバーが円陣を組んでいるイラストを刻印している。イタリアンレザー製ケースはカラーがブラックで、こちらには「HTT」のロゴを施す。

AK100IIとけいおん! のコラボモデル(クリックして画像を拡大)

アユート

アユートブースには、イヤホン「ME05」の新モデルが参考出品されていた。3月に発売されたME05は、ブラス(真ちゅう)製のハウジングを採用し、本体カラーはゴールドとなっていたが、新モデルはパラジウム製のハウジングを使用。きょう体が異なると音傾向も変わるので、パラジウム製ME05は新色ではなく新モデルという位置づけになるという。グローバルでの価格は199ドルだが、日本での発売時期や価格は未定。

ME05のパラジウムモデル

3月に発売されたME05

Opus#

Opus#ブースには、韓国・The BITのハイレゾポータブルプレーヤー「OPUS#1」があった。シーラスロジックのDACチップ「CS4398」を2基搭載し、PCM 192kHz/24bitの再生に対応。DSDはPCMに変換して再生する。OSにはAndroid OSを採用。4コア/1.4GHzのCPUを搭載することで、操作性を向上しているのも特徴だ。実際に触ってみたが、動作が全体的に軽くて、画面の切り替えもスピーディに行えた。

OPUS#1

また、薄さ7.9㎜のDAC搭載ポータブルアンプ「OPUS#11」も参考出品していた。DACはESS製の「SABRE ES9018K2M」を採用し、PCM 384kHz/32bitやDSD 5.6MHzのネイティブ再生に対応する。発売日や価格は未定だが、「OPUS#1(推定市場価格72,800円前後)の半額以下になるのでは」とのことだ。

OPUS#11

iPhone 6sとの薄さ比較

Konohazuk

Konohazukブースは、ほぼ木製のオンイヤー型ヘッドホン「Konohazuk H3」を置いていた。Konohazuk H3は、クラウドファンディングにて企画が始動。一般発売は2016年の冬になる見込みで、希望小売価格は34,800円だ。

Konohazuk H3

ハウジングはブナの無垢材から削り出したもの。ヘッドバンドはブナを薄く張り合わせた合板でできており、成型合板という手法で折り曲げている。主な仕様は、ドライバー径が40mm、再生周波数帯域が20Hz~20kHz、インピーダンスが32Ω、最大入力が1,000mW、重量が約140g。実際に聴いてみたが、見た目通りの優しい音色で、どんな曲を聴いてもドラムが穏やかになるところに面白さを感じた。