ぷらっとホームは4月27日、ソフトバンクのLTE回線に対応するIoTマイクロサーバ「OpenBlocks IoT BX3L」を発表した。価格はオープン、出荷開始時期は2016年9月を予定している。

「OpenBlocks IoT BX3L」

新製品の機能や特徴は、販売中のソフトバンク3G回線に対応した「OpenBlocks IoT BX3」と同等で「SoftBank 4G LTE」での通信に対応するIoTゲートウェイ製品。LTE回線への対応により広域・高速・低遅延な通信が可能となり、大容量の回線帯域を必要とするIoTシステムの構築が可能になるとしている。

本体のサイズは41.6×96×11.3mmと小型で、設置場所を選ばない。Wi-FiやBluetoothなどの無線通信を搭載し、オプションのケーブルを利用するとRS-485やRS-232C、GPIO、イーサネットといった有線インタフェースにも接続が可能だ。

CPUは22nmプロセス技術に基づくインテルのSoCを搭載。また、1GBのRAMおよび4GBのFLASH ROMを搭載しており、IoTのエッジ・サイドで必要となる各種コンピューティング機能を実現するとしている。OSにはDebian GNU/Linuxを採用しており、多様なアプリケーション実装の手間を削減し、スピーディーなIoTシステムの構築が可能。

同製品の利用シーンとしては、各種センサと上位ネットワークを中継するIoTゲートウェイ、エッジ・サイドで計算能力を提供するフォグ・コンピューティングや機械学習ノード、多数のセンサをインターネットへ繋ぐM2M/IoTルータなどがある。

IoTゲートウェイとしての利用イメージ