MacBookのアップデートと同時に、13インチのMacBook Airの刷新も発表されたが、MacBook Airファンとしては、さほど買い替えの動機を与えないだろう。どちらかというと、延命措置が施された、という印象すらある。
13インチのMacBook Airは、標準で8GBメモリが搭載されるようになり、その他は据え置かれた。その他というのは、CPUやグラフィックス、Retinaをサポートしないディスプレイ、そして価格だ。
価格の据え置きは最も重要かもしれないし、MacBook Airの存在理由にもなりつつある。米国の価格で、MacBookの価格は1,299ドルから。据え置かれても数段高速な13インチMacBook Airは999ドルからだ。明らかに、異なる価格のつけ方をしている様子が見て取れる。 今後、MacBookの価格を下げることはあるかもしれないが、MacBook Air 13インチモデルを下回る価格をつけることはないだろう。せいぜい値下げして100ドルくらいだろうか。 MacBook Airは、価格に加えて、処理性能もバッテリー持続時間も、軽さも悪くない。MacBookと違って、これまでの電源ケーブルやUSBケーブルをそのまま利用することができる点も、購入に覚悟は不要だ。例えば教育用や、オフィスでの大量導入などに、依然として魅力的な存在である。
ただ、今後も発展が続くとは思わない。おそらく、Retinaディスプレイ搭載モデルも、感圧タッチパッド搭載モデルも、登場することはないだろう。