プラネックスコミュニケーションズは21日、既存のルータ機器に接続して利用するWi-Fiセキュリティユニット「SAKOKU」(鎖国)を発売した。価格はオープン、店頭予想価格は20,000円前後(税込)。

SAKOKUは、ネットワーク内部から外部への通信をコントロールし、情報の漏えいを防ぐ機器だ。万が一、情報を盗むマルウェアに感染したとしても、漏えいのリスクを最小限に抑えられる。ルータ機能もあるため、メインのルータとしても利用可能だ。

SAKOKU(MZK-1200DHP-SK)

ブロックするかどうかの判断には、国立研究開発法人 情報通信研究機構(NICT)の情報を利用し、サイバー攻撃に関連するランキングで上位の国や地域を「危険」と判断。デフォルトでは、日本と米国を除くすべての該当国と地域への送信を規制する。ホワイトリストとブラックリストの作成、ブロックの一時無効化といった機能も持つ。通信ログを保存しておき、専門家が訪問して対策を講じるといったサービスも提供する。

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無線LANの規格は最大866MbpsのIEEE802.11ac/a/b/g/n、セキュリティはWPA2-PSK(AES)、WPA-PSK(AES)、WEP(64bit/128bit)、接続機能はWPSに対応。有線LANは、WAN側×1とLAN側×4とも、Gigabit Ethernet対応だ。縦置きでも横置きでも使え、本体サイズは約W115×D32×H175mm、重量は約239g。