プラネックスコミュニケーションズは29日、世界のどこからでも日本国内と同じウェブサービスを利用できる「どこでも日本 ホットラインサービス」を発表した。4月7日から発売し、ハードウェア(親機・子機)と2年間のサービス料金で総額19,800円(税別)。3年目から年額接続サービス料金3,600円(税別)がかかる。

今回のサービスは、世界のどこにいても日本と同じインターネット環境を利用できるオンラインサービスだ。従来のようなVPN接続を行わなくても、日本国内にいるのと変わらないインターネット環境を手に入れられる。国によっては使えないGmailやツイッター、Facebook、LINEなどが、特別な設定をせずに利用できるようになる。

左が親機「MHC01-S」、右が子機「MHC01-C」

サービスは、ネットワーク接続用の親機×1台、子機×1台、2年間のサービス利用期間で構成される。親機は日本にある自宅のルータなどに接続し、子機は海外の有線LAN端子に接続してネットワーク環境を構築。海外の子機と日本(自宅)の親機において、独自の1対1暗号化通信を行う。

接続の概要(プラネックスコミュニケーションズのWebサイトから)

親機の「MHC01-S」は、10BASE-T/100BASE-TX対応有線LANポート×4基とWANポート×1基を備える有線LANルータ。本体サイズは約W115×D32×H175mm、重量は約224g。対応OSはWindows XP / Vista / 7 / 8 / 8.1 / 10、Mac OS X 10.6以降。

一方の子機「MHC01-C」は、2.4GHz帯のIEEE802.11b/g/n対応無線LANルータ。暗号化方式はWPA2-PSK(AES)、WPA-PSK(AES)に対応。本体サイズは約W30×D55×H45mm、重量は約55g。対応OSはWindows XP / Vista / 7 / 8 / 8.1 / 10、Mac OS X 10.6以降。

スマートフォン、タブレット、PCに対応した設定ユーティリティでは、ブラウザ経由で子機を設定可能だ。国内旅行や出張などに行く場合は、子機の「ホットライン機能」をオフにすることで、コンセント直挿型のIEEE802.11b/g/n対応無線LANルータとして活用できる。