大阪府大阪市中央区に本店を構えるアークは、メーカーの製品開発における試作や設計に関するサービスを提供する企業である。

同社は、4月19日から21日まで開催されている「名古屋ものづくりワールド2016」内の「第1回 名古屋 設計・製造ソリューション展(DMS名古屋)」に出展。本稿では同社ブースで見ることのできるさまざまな技術の中から、2つの技術をピックアップしたい。

部分的なホットプレスを実現

まず1つ目はアークがネツレンと共同で開発した「直接通電加熱による縞状部分硬化ホットプレス技術」である。

自動車の軽量化技術開発が伸展するなかで、強度を高めることを目的とした車体用鋼板へのホットプレス工法の適用が拡大しているが、従来法では設備の大型化とエネルギー消費量が課題となっている。

新技術では、直接通電加熱により設置面積を縮小できるほか、高温部と低温部を縞状に部分加熱することが可能となった。これにより、より柔軟な車体構造設計が可能となるほか、加熱用設備のコスト抑制に加え急速短時間加熱による生産性向上も期待できるとする。

直接通電加熱(DH)による縞状部分硬化の様子(左)とサンプル

ミクロンオーダーの溝で光を分光

2つ目はアークと製品の共同開発などを行っている、ファイバーテックがブース内に出展している「レインボーパネル」だ。

これは反射ドットの表面にミクロンオーダーの溝を形成することで、ドットに入射した光を分光する技術で、特定の方向に特定の色を反射するように設計することも可能。使用されているドット加工技術はファイバーテック独自のものだという。

レインボーパネル。1つのLEDから発せられた光を分光している。ちなみに、用途は現在検討中とのこと。