伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)と、ピツニーボウズ・ソフトウェアは4月14日、販売代理店契約を締結し、5月からピツニーボウズのインタラクティブな動画ソリューション「EngageOne Video」を使用した動画活用の支援サービス「eMotion」の提供を開始する。

ピツニーボウズのEngageOne Videoは、カスタマーごとの嗜好やニーズに応じたOne to Oneマーケティングを実現する対話式動画ソリューション。シナリオに基づき制作したビデオと、企業が保有している視聴者の属性情報や購買データなどの行動履歴を独自技術により連携させるほか、動画へのデータ入力が可能となっている。

CTCが提供開始するeMotionは、大規模なシステム構築やクラウドサービスの提供実績をもとに、マーケティングやコンタクトセンター向けにEngageOne Videoを活用した既存の基幹系や情報系システムとの連携を実現するというもの。

作業工数や時間のかかる業務をクラウドで代行する自社のクラウドBPOサービス「Business Evolution」シリーズの一つとしてサービス提供するほか、利用者の要望に応じてオンプレミスでのシステム構築も行う。

EngageOne Videoの主な特徴として、会員や利用者向けに個別にカスタマイズされた動画を提供や対話式機能で利用者のニーズを把握すること、CRMなどの既存システムとリアルタイムに連携し動画に反映すること、PC、スマートフォン、タブレットなどのさまざまな端末に対応することなどが挙げられる。

なお、CTCではeMotionの主なターゲット業務として、金融明細・保険商品などの複雑で多様な内容の説明、個別ニーズに基づく商品説明、個別に必要事項の異なる申込書の説明、マニュアル・各種説明会の代用などを挙げている。