ソニーは、同社の新規事業創出プログラムから生まれた「MESHプロジェクト」とオライリー・ジャパンが共同で、「MESH」を使ったアイデアコンテスト「Maker Challenge powered by MESH」を開催することを発表した。募集期間は4月25日~5月31日。4月26日にはトークイベントの開催も予定されている。

「MESH」とは、センサーなどの機能をブロック形状にした電子タグで、"MESHアプリ"上でつなげるだけで簡単にさまざまな仕掛けを生み出すことができるツール。難しいプログラミングや電子工作の知識がなくても、IoTを活用した仕組みを簡単に実現できる。

今回開催されるコンテストは、そんなMESHを使ったアイデアを募集し、電子工作、DIY、サイエンス、ロボット、アートなどを作る「Maker」になりたい人をサポートするもの。募集部門は、小学生以下の子どもと保護者が応募可能な「ファミリー部門」と高校生以下の学生が応募可能な「学生部門」、そして誰でも応募可能な「未来のお化け屋敷部門」の3部門。募集期間は4月25日 14:00~5月31日 23:59まで。審査基準は、「新しい形の家族のコミュニケーションを生み出すような作品」、「日常をより便利にする作品」、「びっくりして、その後に笑顔になるような作品」とのことだ。

入賞作品は今年8月6日と7日の2日間、東京ビッグサイトで開催される「Maker Faire Tokyo 2016」のMaker Challengeブースに展示される。最優秀賞(各部門1点)には出展サポート費用として3万円が、優秀賞(各部門2点)には同1万円が贈呈されるほか、それぞれにMAKEシリーズおすすめ書籍セット(5冊)、Maker Faire TokyoオリジナルTシャツが贈呈される。なお、オリジナルTシャツは応募者の中から抽選で10名に参加賞としてプレゼントされるということだ。

なお、コンテストに関する情報や最新情報は、特設Webサイト内にあるフォームよりニュースレターを登録するとメールで送られてくる。

参考資料 MESHを使った作品 左:手に取ると自動で商品の説明をしてくれる展示台(作者Pemak) / 中:植物に語りかけることで反応する自動水やり機(作者:Takeo Inagaki) / 右:子どもが帰ってきたことを保護者にメールで知らせる鍵入れ箱(作者:Makoto Aoki)

また、4月26日 17:30~19:00(17:00開場)には、同コンテストの開催を記念したトークイベント『Maker Challenge 2016トーク企画~ Makerの裾野を広げる 「Maker Faire Tokyo 公式コンテスト Maker Challenge」とは? ~』が開催される。同イベントでは、オライリー・ジャパン Make:編集部 編集長 田村英男氏とソニー 新規事業創出部 MESHプロジェクト リーダーの萩原丈博氏が登壇し、「新しいテクノロジーを自由な発想で使いこなすMakerの裾野を広げる」をテーマとして実際の事例も取り上げながら、その必要性や方法に関するトークが行われるという。

さらに、実際にMESHを使っている人を招き、MESHを使った作品紹介や実際の作品展示も行われるということだ。会場は東京都・品川のCreative Lounge(ソニー本社1F)。参加費は無料で、参加受付はPeatixの同イベントページにて申し込む。