説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、『どうしてiPhoneはガラスが割れても操作できるの?』という質問に答えます。

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iPhoneはディスプレイ表面のガラスが割れても、ある程度の操作は可能です。しかし、細かい破片が指に刺さるなどの事故が起きかねず危険です。可能なかぎり早く、予約のうえ最寄りのApple Storeなり正規サービスプロバイダなりへ持ち込みましょう。

とはいえ、iPhoneは指先に注意すればある程度操作できてしまいます。iPhone 5以降のiPhoneは、タッチパネル機能を液晶セル内に内蔵した「インセル型」を採用しており、ガラスが割れてもまったく操作不能になることはありません。本来は光の透過率を高め、より軽くて薄いディスプレイとすることが目的の技術ですが、表面の破損に強いという副産物が生じてしまっているわけです。

一方、他のスマートフォンはディスプレイ表面のガラスが割れると操作不能になることがあります。これは指先の接触(タッチ)を感知するシートがガラス側に取り付けられているタイプのディスプレイを採用しているためと考えられます。ガラスが割れた状態で使い続けるユーザを見かけることが他のスマートフォンに比べ多いことは、iPhoneユーザの絶対数が多いこともありますが、タッチディスプレイの構造によるところも少なくなさそうです。

なお、操作できるかどうかと本体に悪い影響が生じないかどうかは別の問題です。割れたガラスの破片が剥落し、そこから水分が入り込むと、内部の基板にダメージを与えかねません。表面に破損防止フィルムを貼るなどして"なんとなく使えている"状態だとしても、起動不能な状態に陥るなどデータを失う前にバックアップを実行し、できるだけ早く修理しましょう。

割れていても操作できてしまうことは、iPhoneに採用されているディスプレイの構造によるものです