ローランドは、ストリートでの演奏などに適した電池駆動のステレオアンプ「CUBE Street EX」を2台セットにした合計8入力のステレオPAシステム「Cube Street EX PA Pack」を発表した。4月29日より販売を開始する。価格はオープン、市場想定価格は100,000円(税別)。

Cube Street EX PA Pack

「CUBE Street シリーズ」は、高音質で小型軽量ボディ、単3電池で長時間駆動が可能な小型軽量のステレオアンプである。マイクやギター、キーボードなどを直接入力できるなど、手軽なストリート用のアンプとして人気が高い。

今回発売となる「Cube Street EX PA Packは、「もっと大きな音量で演奏したい」「手軽なPA が欲しい」というニーズに応え、最大出力5OWという大音量での出力に対応した「CUBE Street EX」を2台セットにしたという製品だ。

付属のステレオリンクケーブル

ステレオリンク機能を利用することで簡単に2台を接続でき、同社独自の設計技術により、最大100Wの大音量を実現している。「CUBE Street EX」では、演奏環境や演奏時間に合わせて3段階の出力パワー調整(ECO:20h/10W、NORMAL:10h/25W、MAX:5h/50W、いずれも充電式ニッケル水素電池使用時1台あたり)が行える。単3電池使用で最大20時間の連続使用が可能なので、電源環境が整っていない、路上ライブから小規模な野外イベントなどで、簡便に設置できるPAとして利用できる(駆動に際しては1台あたり単3電池8本、合計16本が必要となる)。

付属のiOSアプリ「CUBE JAM」用ケーブル

それぞれの「CUBE Street EX」には、キャノンのマイク入力端子、キーボードなどに対応したフォーン端子など、4系統の入力とAUX INを装備しており、2台あわせて最大8系統の入力が可能。エレキギターの演奏には、3種類のアンプタイプ(CLEAN、CRUNCH、LEAD)を搭載。透明感のあるクリーンなサウンドから、ハードなディストーションサウンドまでをカバーする。さらにiPhoneやiPadを付属のケーブルで接続し、無料のiOSアプリ「CUBE JAM」を使用すれば、お気に入りの曲に合わせたセッションや録音/ミックス・ダウンも行える。

付属のキャスター付きキャリングケース

本体は堅牢で軽量な樹脂性キャビネットを採用し、頻繁な移動でも安心な設計になっている。また、「CUBE Street EX」を2台まとめて収納できるキャスター付きキャリングケースも付属するので、長い距離でも楽に持ち運べる。

本体のほか、前述のキャスター付きキャリングケース、ステレオリンクケーブル、iOSアプリ「CUBE JAM」用ケーブルが付属。「CUBE Street EX」の1台あたりのサイズは490(W)×341(D)×305(H)mmで、重量は7.4kg(電池除く)。キャスター付きキャリングケースのサイズは625(W)×370(D)×585(H)mmとなっている。