日本HPは6日、機動性と生産性を向上させたというモバイルA4プリンタ「HP OfficeJet 200 Mobile」を発表した。5月下旬から発売する。直販サイト「HP Directplus」の価格は24,800円(税別)。

HP OfficeJet 200 Mobile

本体に電源を内蔵しながら、コンパクトな本体を実現したモバイルA4カラーインクジェットプリンタ。オプションでバッテリ駆動にも対応し、バッテリはUSBから充電可能だ。バッテリの直販価格は7,000円前後(税別)。ビジネスパーソンがデスク上で使う「据え置き小型プリンタ」としての用途も想定している。

印刷速度は従来モデル(HP OfficeJet 100 Mobile)の約2倍へと高速化し、モノクロが約10枚/分、カラーが約7枚/分、バッテリ駆動時でモノクロが約9枚/分、カラーが約6枚/分となった。はがきやフチなし印刷にも新たにサポートし、ランニングコストはA4カラーで約11円/枚となる。

インクカートリッジは、日本HPのインクジェットプリンタ/複合機におけるハイエンド機と同じ「62番」

トレイ類を閉じた本体をぐるりと

インクシステムはプリントヘッド一体型カートリッジで、黒は顔料インク、カラーはCMY一体型の染料インクだ。大容量インクも利用でき、黒インクだけでも印刷可能なシングルカートリッジモードも備える。

【写真左】背面の端子類をアップで。左側の白色LEDボタンを押すと、バッテリ残量を確認できる 【写真中】手前から、背面カバー、バッテリ(オプション)、本体 【写真右】給紙と排紙のイメージ。本体の前方に排紙トレイがない点に注意

インタフェースはUSB 2.0に加えて、IEEE802.11b/g/n対応無線LANを搭載。プリンタに直接無線接続する「ワイヤレスダイレクト」機能に対応するほか、HP ePrintやApple Air Printといったモバイルプリントも可能だ。

主な仕様は、解像度がモノクロ1,200×1,200dpi、カラー4,800×1,200dpi。給紙トレイに最大50枚の用紙をセット可能。操作用に2インチディスプレイを装備し、本体サイズはW364×D186×H69mm、重量は2.2kg(バッテリ含む)。対応OSはWindows XP(SP3) / Vista / 7 / 8 / 8.1 / 10、Mac OS X 10.8~10.10。