シマンテックは30日、インターネット犯罪から身を守るための情報を集約した「インターネット犯罪対策ハンドブック」を個人ユーザー向けに無料公開した。形式はPDFで、全11ページ。

インターネット犯罪対策ハンドブック

シマンテックでは、「サイバー攻撃対策の重要性が高まる中、実際の対策情報は1カ所に集約されておらず、被害を拡大させる恐れがある」として、今回のハンドブック制作に至った。4月の新生活を迎え、セキュリティ初心者向けに、実際起こりうるトラブルとその対策、ウイルス感染の仕組み、防御方法などを具体的に解説する。

紹介されているサイバー犯罪は、ランサムウェアやフィッシングメール、正規サイト改ざん・不正広告によるウイルス感染、SNSアカウント乗っ取り、ボットネット攻撃、ネットバンキングの不正送金など。各事例の対策に加え、トラブルに遭った際の連絡先として独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)の相談窓口や、警視庁のサイバー犯罪対策窓口などが紹介されている。

中小企業向け「ネットセキュリティインシデント ハンドブック」も同時公開された