KDDIは24日、同日から予約受付を開始した「iPhone SE」の機種代金、料金、割引について発表した。端末価格は16GBモデルが税込み(以下同)2,370円×24カ月(総額56,800円)、64GBモデルが2,895円×24カ月(69,480円)。
「データ定額2/3/5/8/10/13」のいずれか、または「LTEフラット」を契約することで月額基本使用料が引かれる「毎月割」の割引額は、機種変更/MNP/新規契約ともに、16GBモデルが1,920円×24カ月(総額46,080円)、64GBモデルが2,220円×24カ月(総額53,280円)。それぞれを端末価格から引いた場合の実質負担額は、16GBモデルが450円×24カ月(総額10,800円)、64GBモデルが675円×24カ月(総額16,200円)ということになる。
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「毎月割」割引額
16GBモデル:1,920円×24カ月(総額46,080円)
64GBモデル:2,220円×24カ月(総額53,280円)
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「毎月割」適用時の実質負担額
16GBモデル:450円×24カ月(総額10,800円)
64GBモデル:675円×24カ月(総額16,200円)
また機種変更の場合、(1)最新購入機種がauの3Gケータイもしくは、auの3Gスマートフォン(iPhone 4S含む)である。(2)利用期間が16カ月以上である。(3)機種変更時に「誰でも割」または「スマイルハート割引」に加入(継続)すること。以上の条件を満たすと、割引額が毎月420円増額される。これらの割引額を端末価格から引いた場合の実質負担額は、16GBモデルが30円×24カ月(720円)、64GBモデルが255円×24カ月(6,120円)となる。
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上記の条件を満たした場合+「毎月割」の割引額
16GBモデル:2,340円×24カ月(総額56,160円)
64GBモデル:2,640円×24カ月(総額63,360円)
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上記の条件を満たした場合+「毎月割」適用時の実質負担額
16GBモデル:30円×24カ月(720円)
64GBモデル:255円×24カ月(6,120円)
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例年、iPhoneの新モデルの実質負担額は、機種変更/MNP/新規契約の場合で異なることが多かったが、iPhone SEに関してはすべて同一になっている。理由として挙げられるのが、総務省の携帯電話料金に関するタスクフォースだ。そこで提言されたのが「MNPで端末購入するユーザーと既存利用者の機種変更で著しい不公平があるので是正すべき」というもの。こうした背景により実質負担額の差がなくなったと考えられる。
3Gケータイ、3Gスマートフォンの長期ユーザーであればさらに割引額が増額されることについても同様で、同タスクフォースの「高額な端末購入補助を受けず長期間同一端末を利用するユーザーの負担軽減になるような料金プランの提供を検討するべき」という提言を受けてのものだと思われる。
本稿執筆時点(24日20時30分現在)でiPhone SEの価格について発表したのはKDDIだけだが、総務省のタスクフォースを受けた後、初めての新iPhoneとなるだけに各キャリアがどのような料金設定をするのか注目したい。