ジャストシステムは3月17日、マーケティングリサーチに関する情報サイト「Marketing Research Camp」で、ネットリサーチサービス「Fastask」を利用して実施した「プッシュ通知に関する実態調査」の結果を発表した。同調査は、2016年3月10日から15日にかけて、スマートフォンを所有する10代~50代の男女1000名を対象にして実施された。

プッシュ通知に関する実態調査 資料:ジャストシステム

「プッシュ通知を頻繁に開封する」と回答した割合が最も高かったアプリのジャンルは「SNS」(42.3%)、次いで「ゲーム」(19.2%)、「ニュース」(15.6%)、「フリマアプリ」(10.0%)だった。

頻繁な「プッシュ通知」が原因でアプリを削除した経験がある人は46.6%であった。その割合を年代別で見ると、50代が最も割合が高く、52.9%と半数以上が経験ありと答えた。

どのような「プッシュ通知」であれば開封しやすいかを聞いたところ、75.2%の人が「内容やメリットがわかりやすいプッシュ通知」を挙げた。「いかにも通知というようなフラットな文面のプッシュ通知」を挙げた人は43.2%、「テンプレートを利用したとひと目でわかるプッシュ通知」を挙げた人は41.5%だった。

年代別で見ると、10代は「フレンドリーな文面のプッシュ通知」(56.2%)、「詳しい内容はわからないがインパクトのあるプッシュ通知」(51.6%)に対して、他の年代に比べて開封しやすい傾向にあることがわかった。

1日に届く平均的な「プッシュ通知」の数は、「5~10件未満」(35.2%)が最も多く、次いで「5件未満」(28.3%)、「10~20件未満」(21.6%)だった。1日に「10件以上」の「プッシュ通知」をもらう人を合計すると36.5%で、なかには「50~100件未満」(1.6%)、「100件以上」(1.2%)もの大量のプッシュ通知を受け取る人もいるという。

「アプリによって、プッシュ通知のオンとオフを使い分けている」人は70.5%だった。「すべてオンにしている」人は15.5%で、「すべてオフにしている」人は6.9%いることが判明した。