米NixonがAndroid Wearを採用したスマートウォッチ「The Mission」を発表した。サーフィンやスケート、スノーボード/スキーなどを楽しむ人たちのための時計という同社の原点からデザインされた堅牢なスマートウォッチになっており、10気圧(10ATM)防水をサポートする。SoCにはQualcomm Snapdragon Wear 2100を搭載する。

アウトドア向けのスマートウォッチというとカシオ計算機の「WSD-F10」が話題になったが、耐水性能は5気圧防水である。MissionはAndroid Wearのフル機能を利用でき、そして10気圧防水を備える。Nixonは機能とライフスタイルの融合にこだわっており、Missionの設計ではデザインチームとアスリートとのコラボレーションを通じて、堅牢性、機能性、操作性を兼ね備えたデザインに仕上げた。「スマートウォッチの4x4(四輪駆動車)」とアピールしている。

ケースにはステンレススチールとポリカーボネイトを採用、ラウンド型のAMOLEDディスプレイをGorilla Glassと316Lグレードのステンレススチールのベゼルで保護している。デュアルレイヤーのシリコンバンドは丈夫で快適な装着感を実現しているという。

Snapdragon Wear 2100は、Qualcommが今年2月に発表したばかりのスマートウォッチ/ウエアラブル用のSoCだ。前世代のウエアラブル向けプロセッサよりもウエアラブルの要求に最適化されており、25%の省電力化と30%の小型化を実現している。

Missionには、Nixon MissionアプリとNixon Traceアプリがプリインストールされる。Missionアプリは、海や山のコンディション情報をリアルタイムでアップデートし、ユーザーが素早く確認できるようにする。サーファー向けの情報やコンテンツを提供するSurfline、スキー場の情報を提供するSnocountryがコンテンツ・パートナーになっている。Traceは、アクションスポーツトラッカーのTraceとのパートナーシップによるアプリで、Traceテクノロジを用いてセッションを記録し、アクティビティの最中にもチェックできるように統計を表示する。

NixonはBaselworld(3月17日~24日)でMissionを披露し、年内に発売する予定。Nixon.comでは、ケースの仕上げやベゼルの色(15種類以上)、バンド(20種類以上)など、変化に富んだカスタマイズをサポートするという。