ソフトバンクは16日、加入から3年目以降であればいつ解約しても契約解除料がかからない新しい基本料金プランを発表した。6月1日より提供を開始する。

現行の2年契約プランでは、契約更新月以外に解約すると税別(以下同)9,500円の契約解除料が必要だが、新料金プランでは、3年目(25カ月目)以降であれば契約解除料がかからない。

月額利用料金は、現行の料金プランよりも割高となり、時間・回数無制限で国内通話が利用できる「通話し放題プラン」が3,000円(現行2,700円)、フィーチャーフォン向けの「通話し放題プラン(ケータイ)」が2,500円(現行2,200円)、5分以内の国内通話が回数無制限で利用できる「通話し放題ライトプラン」が2,000円(現行1,700円)。

  • 背景には“2年縛り”の見直し要求が

今回の新料金プラン提供には、2015年に総務省から長期契約による割引を受けられる一方、途中解約する際には違約金が発生する、いわゆる“2年縛り”の見直し要求があったことが背景として挙げられる。ソフトバンクは、3年目以降であれば、契約解除料がかからないプランにより、こうした見直し要求に応じる形となる。

ソフトバンク広報は、新料金プランを提供する理由について「総務省での議論内容を踏まえ、顧客の利便性向上のため」と回答している。