2月25日から神奈川県横浜市のパシフィコ横浜で開催されているカメラと写真映像のワールドプレミアショー「CP+2016」で、マウスコンピューターは、クリエイター・エンジニア向け新PCブランド「DAIV」シリーズを展示している。VRコンテンツによる体験コーナーの様子など早速、レポートをお届けしよう。
「DAIV」はマウスコンピューターが24日に発表したばかりの新PCブランド。クリエイターやエンジニアがストレスなく制作できるよう、数多くの広告グラフィックス制作を手掛けるプロダクション・アマナが開発に協力している。
製品はデスクトップPCの「DAIV-D」シリーズ、ノートPCの「DAIV-N」シリーズをラインナップする。ちなみにDAIVは「DYNAMIC APPROACH IMAGERY OF VISUAL」の略で、「飛び込め、感性の世界へ。」というキャッチコピーが掲げられている。
デスクトップPCの筐体は新たに設計した専用のもので、回転ギミックを用いた電源スイッチや、上方からでも挿しやすいように傾斜がつけられたフロント面のインタフェース部、持ち運びしやすいハンドルが取り付けられているなど、こだわった作りとなっている。
また、性能面での特徴として、ハードな制作も難なくこなせるよう、CPUに最新のCore i5/Core i7を搭載するほか、グラフィックスにNVIDIA GeForce GTX 750からNVIDIA Quadro M5000まで選択できるなど、高い処理能力を備える。もちろん、ストレージもPCI Express接続の超高速SSDを用意するなど、ハイエンド仕様が欲しいユーザーでも満足できる仕上がりだ。
VRヘッドマウントディスプレイを使ったデモでパフォーマンスをアピール
同社のブースではさまざまなデモンストレーションによって、高性能なDAIVの実力を体験できる。その中でも面白いのは、VRヘッドマウントディスプレイを使って、8Kや4Kの映像をなんと360度全方位で楽しめる展示だ。VRコンテンツは高解像度かつ高フレームレートの描画が求められるため、「DAIV」のハイスペックPCが必要となる。
デモでは市街地の夜景や東京駅の構内を細かなディテールで再現された映像が用意されており、8K、あるいは4Kの映像で全方位を見渡せるので、首をぐるぐると動かすだけでアングルがリアルタイムに変わっていく。まるでその場にいるかのような感覚はなかなか新鮮だ。
DAIVシリーズは2016年3月下旬の販売が開始される予定で、店頭に並ぶのはしばらく先になる。CP+2016は、いち早く製品を確認できる機会なので、同社のブースに足を運んでみてはいかがだろうか。