Commvault SystemsとNutanixは本日、CommvaultによるNutanix Acropolis Hypervisorの統合と対応を発表した。

これによりCommvaultは、VMware vSphereやMicrosoft Windows Server 2012 Hyper-Vに加え、Nutanix Acropolis Hypervisorにも新たに対応したこととなり、Nutanixでデータや仮想マシンの保護およびリカバリをシンプルにするCommvault IntelliSnapスナップショット管理機能の使用が可能となる。具体的には、仮想化環境にインフラストラクチャをデプロイする際の予測可能性、拡張性、効率性が向上すると同時に、Commvaultデータプラットフォームからのリカバリや容易なデータアクセスに対し、カスタマに合わせたSLAの提供を可能とする柔軟性を活用することができるようになると両社は説明している。

今回の統合に関する主な機能は以下のとおり。

  • 仮想マシンのバックアップをアプリケーション固有のニーズに合わせて、ストリーミングベースまたはスナップショットベースでのデータ保護ソリューションを提供
  • 使いやすいスナップショット管理を利用し、スクリプトを使用することなく、バックアップウィンドウを削減し、リストアを高速化
  • SAP、Oracle、Exchange、SQL Serverなどさまざまなエンタープライズアプリケーションに対しアプリケーションの整合性を確保
  • 物理、仮想(VMware、Hyper-V、Acropolis Hypervisors)、クラウドベースのデータ間の統合ソリューションにより、複雑な複数のポイントソリューションの必要性を排除

なお、Nutanix Acropolisに対する基本機能の対応は、現在、一部のカスタマ向けに提供されているとのことで、より高度なIntelliSnap機能は、2016年第1四半期の後半に提供される予定だという。