セイコーエプソンは2月23日、メガネ型のヘッドマウントディスプレイ「MOVERIO(モベリオ) BT-300」の開発を発表した。発売は2016年秋を予定している。価格は未定。
BT-300は、独自の高精細シリコン有機ELディスプレイ(0.43型)を採用したヘッドマウントディスプレイ。シリコン有機ELディスプレイの特長である高輝度、高コントラストを生かし「スクリーン感を意識させない映像表現」を可能にするという。また、シリコン有機ELディスプレイの設計を最適化したことで、光学レンズの小型化に成功。ヘッドセット部の重量は、2014年発売の「BT-200」(88g)から約20%軽量化される見込みだ。
MOVERIOシリーズは、SDK(Software Development Kit)を入手できる開発者向けサイト「MOVERIO Developer Site」と、専用アプリをダウンロードするユーザー向けサイト「MOVERIO Apps Market」を用意。MOVERIO Apps Marketには、BT-300向けのアプリも追加する予定だ。
OSはAndroid 5.1を採用。CPUはIntel Atom(1.44GHz Quad Core)。ワイヤレス機能は、IEEE802.11 a/b/g/n/acのWi-Fiと、Bluetooth Smart Readyに対応する。ディスプレイの解像度は1,280×720ドットで、コントラスト比は100,000:1以上。内蔵カメラの画素数は500万画素だ。GPS、地磁気、加速度、ジャイロの4センサーを搭載する。