ソニーは2月18日、ノイズキャンセリング対応のBluetoothヘッドホン「h.ear on Wireless NC」と、Bluetoothイヤホン「h.ear in Wireless」を発表した。発売は3月12日で、価格はオープン。推定市場価格(税別)は、h.ear on Wireless NCが35,000円前後、h.ear in Wirelessが21,000円前後。

ともに、米ラスベガスで開催された「CES 2016」に合わせて海外発表していたが、このたび日本での発売を正式にアナウンスした。

h.ear on Wireless NC

h.ear on Wireless NC

h.ear on Wireless NC(型番:MDR-100ABN)は、密閉型ヘッドホン「h.ear on」に、Bluetoothとデジタルノイズキャンセリング機能を加えたモデルだ。Bluetoothのバージョンは4.0で、コーデックはSBC、AAC、apt-Xのほか、ソニー独自のLDACに対応。ノイズキャンセリング機能では、周囲の音を分析して自動でモードを選択する「フルオートAIノイズキャンセリング」を備える。このほか、圧縮音源をクリアに再生する音質補完技術「DSEE」も採用した。

折りたたみ機構を採用

チタンコートドーム振動板を採用した専用ドライバー(40mm)を搭載。有線接続のh.ear onに搭載しているものとは異なるドライバーだが、同じような音傾向になるよう調整されているという。なお、付属のヘッドホンケーブル(1.2m)をつなぎ、電源をオンにした場合のみ、ハイレゾ音源の再生に対応する。

カラーバリエーションは5色

そのほかの仕様は、バッテリー駆動時間が約20時間(ノイズキャンセリング機能を使用し音楽を再生した場合)、再生周波数帯域が5Hz~40kHz、有線接続時の感度が98dB(1kHz、電源オフ時)、重量が約290gとなっている。付属のヘッドホンケーブル、充電用USBケーブルのほか、キャリングケースが付属する。

h.ear in Wireless

h.ear in Wireless

h.ear in Wireless(型番:MDR-EX750BT)は、ハイレゾ対応イヤホン「h.ear in」をBluetooth対応にしたモデル。ノイズキャンセリング機能は備えていない。Bluetoothのバージョンは4.1。コーデックはSBC、AAC、apt-Xのほか、LDACに対応する。

ネックバンド左側に操作ボタンと通話用マイクを装備する

有線接続のh.ear inに使用しているものと同じドーム型ダイナミックドライバー(9mm)を使用。付属ヘッドホンケーブルでつなぐと自動で電源がオフになり、ハイレゾ音源の再生が可能になる。音声ガイダンス機能を搭載し、デバイスの動作状況を「Power ON」「Power OFF」などといった音声で通知する。また、ネックバンドの左側に通話用のマイクを装備。マイクには通話音声の高音質化技術「HD Voice」を投入している。

h.ear on Wireless NCと同様、カラーバリエーションは5色

そのほかの仕様は、バッテリー駆動時間が約7時間、再生周波数帯域が5Hz~40kHz、感度が105dB、重量が約38g。キャリングケースとケーブルクリップが付属する。

MUC-M2BT1

また、ソニーのイヤホン「XBA-Z5」「XBA-A3」「XBA-A2」「XBA-H3」「XBA-300」に対応したネックバンド型ケーブルも同時に発売する。価格はオープンで、推定市場価格は税別19,000円前後。バッテリー駆動時間は7.5時間。重量は33g。

MUC-M2BT1

XBA-Z5との接続例