テラスカイは2月15日、SAP製品のクラウドインテグレーションおよびクラウドオーケストレーションを実現する新会社「BeeX」を2016年3月1日付で設立すると発表した。

新会社では、SAPアプリケーションの基盤をクラウドに最適化した形で刷新する。その際、クラウド基盤として、「SAP HANA Enterprise Cloud」「SAP HANA Cloud Platform」「Amazon Web Services(AWS)」「Microsoft Azure」などを活用する。

SAP S/4HANAの導入については、クラウドを活用することにより、オンプレミスでは通常2カ月程度かかるSAP HANAアプライアンスの導入を数時間に短縮するとしている。

サポートについては、クラウドのMSP(Management Service Provider)を専業とするテラスカイの子会社であるスカイ365がMSPサービスを提供するほか、サーバーワークスのCloud Automatorを活用し、クラウド運用自動化による運用コスト最適化を実現する。

ハイブリッド・クラウドに関するサービスとしては、テラスカイのクラウド連携サービス「SkyOnDemand」やSAP HANA Cloud Integrationを利用したSAPソフトウェア基盤とクラウドアプリケーションの連携サービスを提供する。

テラスカイのSAP製品のクラウドインテグレーションのビジネスモデルの概要