ソフトバンク・テクノロジー(SBT)は1月25日、企業のクラウドファーストを支援するファイルサーバ「FileServer on Cloud」の販売を開始した。初期費用は45万円(税別)、容量1TBの月額料金は21万円(同)、2TBが23万円(税別)、4TBが29万円(同)、8TBが39万円(同)、16TBが59万円(同)。

サービス概要

同社のon Cloudシリーズとして5つ目の製品となるFileServer on Cloudは、Microsoft Azure上でファイルサーバー機能を提供し、社内のActive Directory(AD)と連携することで利用中のAD情報を元にアクセス権の設定が可能だ。

同ファイルサーバは可用性が高く、保存領域の拡張も容易に対応が可能であり、ユーザーも従来のファイルサーバと同じ使用感で利用できる。また、これまでMicrosoft製品と独自クラウドサービスを累計500社80万ユーザーに導入した経験で培ったノウハウとソフトバンクとの協業により、ユーザーも従来の使い慣れた操作環境を維持しながらAzureに対してセキュアな接続を実現している。

基本機能はクローズドネットワーク経由でAzureに接続し、高速でセキュアなファイルアクセスを実現する「ExpressRpute対応」、使い慣れたWindows Explorerで利用可能な「フォルダ参照」、アンチマルウェアソフトによるリアルタイム監視を行う「ウィルス対策」、24時間365日でシステム管理・監視を実施する「サーバ監視通報」、サービス仕様およびサービス障害時のお問合せ窓口の「お問い合わせ」、直近の変更前ファイルの保持(容量上限あり)する「簡易バックアップ」などがある。

また、別途見積でAzureにADの複製を構築する「ADの構築」、ユーザーが使用可能な保存容量の上限をあらかじめ指定する「保蔵容量の上限設定」などのオプションも備える。2017年度末までに100社への導入を目指す。