Androidの生みの親として知られる元GoogleのAndy Rubin氏が、再び携帯電話ビジネスに戻ってくるという噂が持ち上がっている。Androidプラットフォームを開発し、かつては買収前のDangerでユニークな端末の開発も行っていたRubin氏だが、次のビジネスは再び携帯端末の世界になるとみられる。

Playground Global」のWebページ

同件はThe InformationでAmir Efrati氏が関係者の話として報じている。それによれば、Rubin氏は最近になりAndroid携帯ビジネスへの復帰をほのめかしており、実際に新会社設立に向けた人員確保に乗り出しているという。同氏は2013年にGoogle内部の事業部改編の中でAndroidビジネスを離れ、ロボティクス分野担当となっていた。その後、2014年秋に同社を離れ、翌2015年春に自身の新事業であるPlayground Globalを立ち上げた。Playgroundはハードウェア開発会社支援のいわゆるベンチャーキャピタル(VC)であり、今回噂になっているAndroid携帯の新会社もまたPlaygroundの出資機構を使うようだ。

なお、立ち上げ時は4800万ドルの資金を扱うといった断片的な情報しかなかったPlaygroundだが、準備期間を経て半年以上が経過したことで、少しずつ規模が大きくなっているようだ。アップデートされたLinkedInのプロフィールによれば、現在本社はロスアルトスからパロアルトへと移っており、会社の従業員規模も51~200人となっている。The Informationによれば、資金規模も3億ドルまで増加しており、比較的近いうちに何らかの情報アップデートが行われることになるかもしれない。そのときを楽しみにしておこう。