プラスワン・マーケティングは24日、Windows 10 Mobile搭載スマートフォン「FREETEL KATANA 01」のタッチ&トライイベントを開催した。25日に予約受付を開始し、30日から発売する。

KATANA 01を手にするプラスワン・マーケティングのCEOである増田薫氏

当初の価格を改定

Microsoftは、米国など一部地域で11月下旬から自社製Windows 10 Mobile搭載デバイスを発売するように、Windows 10 Mobileはほぼ完成の域に達している。Windows 10 Mobile Insider Previewも順調に開発が進み、11月18日(現地時間)の時点でビルド10586をリリースした。

日本マイクロソフトからも、2015年末から来年にかけてWindows 10 Mobile搭載デバイスが多数登場するが、今回のKATANA 01もその1つである。まずはKATANA 01のハードウェアスペックからチェックしよう。

ディスプレイサイズは4.5インチで解像度は480×854ピクセル。CPUはQuad core 1.1GHz、搭載メモリーは1GB。ストレージは8GBとなっており、どちらかといえばエントリーモデルに分類される。だが、注目すべきはその価格設定だ。当初の19,800円から12,800円に改定したことを発表すると、集まった記者からは驚きの声が漏れた。プラスワン・マーケティングのCEOである増田薫氏は「これなら試しに買ってみようかと、お求めやすい価格を選択した」とその理由を説明している。

ハードウェアスペック

価格変更に伴い増田氏は「企業の業務デバイスとしても検討してほしい」とKATANA 01をアピールした

実際にKATANA 01を手にすると132gの筐体は軽く、他社のWindows PhoneデバイスやLumiaシリーズと同じく、バッテリーの取り外しも可能。スクロールなどの応答性はやや緩慢な面も見られるが、CPUクロック数を踏まえると十分である。開発担当者は「日本マイクロソフトから提供されたWindows 10 Mobileに搭載CPUのパフォーマンスを踏まえて、自社のチューニングを加えた」と説明していた。

KATANA 01の外観。基本はマットブラック1色となる

本体背面には内蔵カメラとWindowsのロゴが並ぶ

着せ替えカバーはシルバーとダークメタリックの2色を12月に発売予定

マットブラック版を手にすると、滑りにくい素材のせいか手に馴染む

本体右側面。2つのボリュームボタンと電源ボタンが並ぶ

本体上部にはmicroUSBポートとイヤホンジャックを備える

本体下部には、戻るボタンとホームボタン、検索ボタンが並ぶ

搭載OSはもちろんWindows 10 Mobile。ビルドは10.0.10586.0

本体背面のカバーを外した状態。デュアルSIM構成で2枚のmicroSIMを取り付けられる

OS側でもデュアルSIMの設定を用意。データローミングオプションも備える

実機で確認したストレージ容量は7.28GB。標準的な状態で3.17GBと約半分を消費していた

Windows 10と同じくオフラインマップの日本語用コンテンツは用意されていない

もちろんCortanaも対応済み。今日の天気を聞いたところ、Windows 10と同じリアクションを確認できた