BREAK DANCE予選は、日本、韓国、ヨーロッパ、アメリカの4カ国が参戦。5人1チームで戦うクルーバトル形式かつ、剣道の団体戦のような勝ち抜きトーナメントを採用。くじ引きであらかじめ対戦国と先攻後攻を決定し、1人1ムーブ60秒の結果で勝者が残る。結果判定は、タフさ・難易度・構成力・スタイル・オーディエンスからの反応の総合で行われる。

韓国 vs アメリカ

日本 vs ヨーロッパ

第一戦は韓国vsアメリカ。韓国の若手No.1とも噂されるROOと、Concrete Allstars Crewのエース・JAY DILLAの新世代対戦なども見られる興味深い団体戦となった。個々人のスキルが非常に高く、結果の読めない対戦だったが、最終的にアメリカが勝利

第二戦は日本vsヨーロッパ。勝ち抜き戦を意識してか、日本はRed Bull BC One All Starsで唯一の日本人メンバーかつパワームーブを得意とするタイスケ、ヨーロッパはHUSTLE KIDZ CREWのリーダー的存在のSHANEを先鋒に擁立、メンバーを先導していた。

こちらの攻防も一進一退。だが華やかで柔軟なムーブを見せた日本が勝利し、決勝にコマを進めた。14歳のショウセイとジャスティンの対戦など、ブレイクダンス界の次世代の萌芽を感じられる予選でもあった。

DMC JAPAN FINAL CHAMPION SET

15時20分からは、DMC JAPAN FINAL CHAMPION SET。DMCとは、今年30周年を迎えたターンテーブリストの世界一を決定するコンテスト「DMC World DJ Championships」のこと。

実は、日本はDJ KENTAROやREAL TOUGHNESS 2013に登場したDJ IZOHなど世界チャンピオンを輩出しているレベルの高い国でもある。10月4日にはカナダのDJ Vekkedが優勝を決めたが、その日本代表に今年選ばれたDJ SHOTAが決勝でのセットを披露。6分間ながら独創性あふれるプレイは優勝者にも引けをとらない内容で、華麗なスクラッチや選曲で観客を自らの世界へと引き込んでいた。