続いて、会場で見かけていろいろと気になった展示を写真でまとめて。ここでは「センサー以外」を取り上げているが、「センサー類」については別記事で紹介する。

【左】日本特殊陶業の全固体電池。昨年も出展されていたようだが気づかなかった。現在広く使われているリチウムイオン電池と比べて、非常に安定しているのが特徴。【左】試作の電池。電池としての性能評価という段階ではなく、まだ素材を評価している段階のようだ

液体の電解質でないので150度や真空中でも利用できるという

【左】京セラのLED照明技術。平均演色評価指数Ra:97に加えて、特殊演色もR12(実際には青だが、なぜかこの棒グラフでは赤くなっている)以外は相当高い。【右】展示されていたサンプル。どちらも色温度としては6500Kと標準的だ

色のカスタマイズ要求にも応えるということで、和ロウソクを模した行燈型LEDライトを展示していた。周囲がやや赤紫っぽいのは「食肉展示用」のLEDライトの影響

【左】村田製作所の第2世代マイクロブロア。無負荷2L/minと従来の2倍、静圧20kPaと従来の10倍の圧力にパワーアップ。【右】第1世代(右)と第2世代(左)の静圧比較デモ。静圧が上がったため、かなり高いところまで色水を上げられているのがわかる。減圧でPETボトルを潰すデモも行っていた

マイクロブロアのサンプル。直径28mmの非常に小さなパーツで、水冷パソコンのポンプに使うと、面白そうだ

【左】日本電気硝子の表面加工。干渉膜を作ることで、このような様々な反射色を出せる。【右】応用例。今回の展示は産業別になっており、同じ商品が複数展示されているものもあった

【左】TDKの熱アシストヘッド。なかなか最終形が出てこないので聞いたところ、HDDメーカー各社が共同で開発しているそうだ。【右】今回はパネルだけでなく、模型も展示。熱アシスト技術は現在、近接場光のレーザー光線を使うが、マイクロウェーブのアイディアもあるらしい

ICチップを薄く削ってパッケージ内に収めたもの。パッと見は能動部品しかないように思えるが、パッケージ内に収めることで放熱性を上げ、銅箔基板に挟まれているのでノイズにも強い

【左】なかなか実用化されないUSB PD(USB Power Deliver)。今回はミツミブースで36W(12V3A)までのデモを実施していた(左下がアダプタの試作品)。【右】USBコネクタがType-Cに変化したあたりが進歩か?