メルカリとヤマト運輸はこのたび、「らくらくメルカリ便」の利用時に、出品者と購入者が互いの住所情報を開示せず商品のやり取りができる「匿名配送」機能を追加した。

「らくらくメルカリ便」は、フリマアプリ「メルカリ」とヤマト運輸の連携により開始された配送サービス。配送の手配や送料の決済がメルカリアプリ内で完結できるなど、出品者と購入者双方の手間を削減するほか、メルカリが運賃の一部を負担することで、全国一律の料金で配送を実現した。

新機能となる「匿名配送」では、メルカリとヤマト運輸が住所等のデータを連携し、送り状に出品者と購入者の住所が記載されていなくても荷物を送ることが可能。これにより、メルカリアプリのユーザーは、「らくらくメルカリ便」の利用を選択するだけで出品・購入を行うことができる。

また、同機能は9月15日、メルカリアプリ内の抽選で選ばれた一部のユーザーを対象に試験運用を開始。期間中は、「らくらくメルカリ便」利用時の配送料金以外は発生しない。

メルカリは今後、発送窓口を拡大し、コンビニエンスストアなどでの送り状発行と発送の受付や、ヤマト運輸セールスドライバーによる集荷に対応していく予定だ。