Microsoft/日本マイクロソフトのキーマンが語る重点分野
平野氏の次に登壇したのは、日本マイクロソフト 代表執行役 会長の樋口氏。FEST2015の1日目と同様に、社長の年齢が一回り若返り、身長が10%アップ(樋口氏より平野氏のほうが長身)と冗談を飛ばしたのちに、ビジネス改革について発言。
社会や顧客ニーズが変わる以上、極端にいえばすべての会社でビジネス改革が求められているのではないかとした。一方で、競争力アップや差別化のためにはITの比重が高くなり、社内や業務の効率化にもIT化(とその促進)が必要という。
一例として、コニカミノルタとCCC(カルチュア・コンビニエンス・クラブ)のビデオを紹介。どちらも経営者自身がITを強く意識し、ITにまつわる意思決定者が経営層に入っている。ITを理解した人材を社内に入れることで競争優位性を高め、マイクロソフトはそのお手伝いをしたいと述べた。
もう一つ、日本郵便の白土常務を紹介。日本郵便は収益性とビジネスプロセス向上のために、マイクロソフトのBIシステムを利用し、ポスパケットなどの新サービスを開発したという。こうした戦略商品を利用することで、新規案件の成約額と成約率の向上につながった。「今後は、補完的なIT活用からさらに進めて、ビジネスの意思決定とアクションへとつなげる戦略的なIT活用を行う」(白土氏)と語った。
その後さらに3人のキーマンが登場し、平野社長が語った3つの重点分野を詳細に説明した。