ブラザー販売は31日、インクジェット複合機「PRIVIO(プリビオ)」シリーズの2015年秋モデルとして、スタンダードラインに位置付けられる「BASIC(ベーシック)」シリーズのミドルレンジ機「DCP-J762N」を発表した。9月下旬から発売し、価格はオープン、店頭予想価格(税込)は17,000円前後。
従来モデル「DCP-J757N」の後継となり、小型化、新インクの採用、1回のインク交換で印刷できる枚数を公開、2015年版の新アプリ(iOS向けとAndroid向け)が主な新要素となる。それぞれの概要は別記事『プリンタ2015秋 - ブラザー、ガツンと小さくなったBASIC最上位「J963N」』を参照いただきたい。
下位モデル「DCP-J562N」と比べて店頭予想価格が2,000円ほど高いのは、CD/DVD/BDレーベルプリントに対応する点と、DCP-J562Nより印刷スピードが速い点が主な理由だ。
DCP-J757Nのインクは、シアン(C)・マゼンタ(M)・イエロー(Y)の染料カラー、顔料ブラック(Bk)という全4色。各色独立のインクカートリッジを採用する。プリント解像度は最大6,000×1,200dpi、最小インクドロップは1.5pl、印刷スピードはA4普通紙のカラーが約10枚/分、モノクロが約12枚/分、L判写真印刷(普通モード)が約14秒だ。
本体前面の給紙トレイは、上下2段のスライド式。下段トレイ(最大A4サイズ)の給紙容量は普通紙が100枚、ハガキが40枚、光沢フォト用紙が20枚となる。上段トレイの用紙サイズはL判やハガキとなり、給紙容量は20枚。1枚単位の手差し給紙も可能だ。自動両面印刷にも対応しており、操作パネルは2.7型タッチ液晶。
スキャナの光学解像度は最大1,200×2,400dpi、スキャン速度はカラーが4.3秒、モノクロが3.4秒。インタフェースはUSB 2.0とIEEE802.11b/g/n対応無線LANで、Wi-Fi Directにも対応。USBメモリなどが使えるUSBポートと、SDXCメモリーカード/メモリースティックスロットを備え、ダイレクト印刷が可能だ。本体サイズはW400×D341×H151mm、重量は約7.4kg。