夏といえば、海外旅行。昔に比べてフレキシブルに休暇をとれる会社が増えたこともあり、盆休み以外に海外へ出かける人は珍しくない。ホテルなど観光産業も、客がある程度分散したほうが総合的なメリットは大きいはずだ。

当然、海外旅行にもiPhoneを持参することになるが、設定はひととおり見直したほうがいい。ローミングなど携帯電話会社との契約はどうなっているかは、金銭的に大ダメージを受ける可能性があるため最重要事項として、時間帯を自動設定にしているかどうかも要チェックだ。翻訳アプリもいくつかインストールしておけば、外国語に堪能でなくてもそれほど苦労しないはずだ。

もうひとつ、チェックすべきポイントがある。それは、『マップ』の地名表示。日本国内にいるときは初期設定のままで困ることはないが、海外へ出かけると現地の地名まで日本語(カナ)で表記されることに気付くはず。自分が読むぶんには好都合だろうが、タクシーに乗りiPhoneを使って運転手に目的地を伝えようとするとき、それがカナでは困ってしまう。

この設定を変更するには、『設定』→「マップ」の順に画面を開き、画面のいちばん下にある「常に日本語」スイッチをオフ(緑→白)にすればOK。これで画面を『マップ』に切り替えれば、さきほどまでカナで表示されていた地名が現地の言葉になる。

なお、有名施設やホテルの多くは日本語(カナ)で検索できるため、目的地の最寄りの有名施設を日本語で検索し、その後「常に日本語」をオフにして現地対応するという方法もある。韓国やタイなどアルファベット以外の文字を多用する国でも、目的地を指し示すとき便利につかえるテクニックだ。

操作手順をカンタン解説

1 海外の地名/施設名を現地表記に切り替える場合、『設定』→「マップ」の順に画面を開き、「常に日本語」スイッチをオフ(緑→白)にする

2 日本にいるときはカナで表示されるほうが便利かもしれないが、現地の人に目的地を伝えたい場合は現地表記のほうがありがたい

(提供:iPad iPhone Wire)