CrystalDiskMarkのシーケンシャル速度は最速HDDと同程度、ランダムリードは高速

ここでは、3.5インチのWD40E31Xと2.5インチのWD10J31X、両モデルを試用する機会を得たので、早速パフォーマンスを検証していきたい。テスト環境は以下に示した通りである。

■テスト環境
CPU : Intel Core i7-3770K(3.50GHz)
マザーボード : GIGABYTE GA-Z77X-UD3H(Intel Z77 Express)
メモリ : DDR3-1600 4GB×2
グラフィックスカード : AMD Radeon HD 5770
HDD : Western Digital WD10EADS(1TB)
OS : Windows 8.1 Pro Update 64bit

まずは、定番の「CrystalDiskMark 5.0.2」の結果からみてみよう。3.5インチ4TBモデルのWD40E31Xは、シーケンシャルリードが158.2MB/s、シーケンシャルライトが157.8MB/sでだ。2.5インチ1TBモデルのWD10J31Xは、シーケンシャルリードが109.9MB/s、シーケンシャルライトが108.5MB/sであった。

参考のために、3.5インチ1TB HDD「WD10EADS」でも計測したところ、シーケンシャルリードが80.83MB/s、シーケンシャルライト速度は82.62MB/sとなった。WD10EADSはやや古いHDDであるが、WD40E31XとWD10J31Xのパフォーマンスの高さがよく分かる。シーケンシャル速度はWD40E31X・WD10J31Xともに、現時点での最速HDDと同程度である。また、WD40E31XとWD10J31Xの4Kランダムリード速度はWD10EADSの5倍近くであり、SSHDの優位性がはっきりと出ている。

CrystalDiskMark 5.0.2の結果

WD40E31X(3.5インチ4TB)

WD10J31X(2.5インチ1TB)

WD10EADS(3.5インチ1TB)