富士フイルムは6月19日、「第55回 富士フイルムフォトコンテスト」を実施すると発表した。作品の募集期間は2015年9月1日から10月31日まで。「フジコン大賞」受賞者には賞金100万円を授与する。

【左】第54回フジコン大賞作品「大波襲来」前田利久(青森)。【右】第54回富士フイルムフォトコンテスト作品集

「富士フイルムフォトコンテスト」は今年で第55回目の開催となる。1950年に第1回が実施されて以来、半世紀以上の歴史を持つ国内有数のフォトコンテストだ。「自由写真部門」「ネイチャーフォト部門」「フォトブック部門」の3ジャンルに加えて、前回新設した「特別テーマ部門(日常の1コマ)」でも作品を募集。特別テーマ部門では写真技術よりも、日常のワンシーンの中にある瞬間や場面の魅力を重視する。特別テーマ部門に応募可能な作品サイズは2Lサイズ(178mm x 127mm)から。

第55回の審査員には、「自由写真部門」にハービー・山口氏、「ネイチャーフォト部門」今森光彦氏、「フォトブック部門」に榎並悦子氏、「特別テーマ部門」に清水哲朗氏を起用。自由写真部門とネイチャーフォト部門のグランプリから選出される「フジコン大賞」の受賞者には、賞金として100万円を授与する。

入賞作品は大伸ばしプリントにしたうえ、全国6カ所の富士フイルムフォトサロンに展示されるほか、作品集に掲載される。富士フイルム東京本社で表彰式も開催する予定だ。