キヤノンマーケティングジャパンは6月17日、同社の収蔵する作品などを展示する「キヤノンオープンギャラリー1・2」の開設を発表した。7月27日よりオープンし、オープニング記念展として、林忠彦写真展「カストリ時代1946-1956&AMERICA1955」を開催する。入場は無料。

キヤノンオープンギャラリー1・2

キヤノンマーケティングジャパンは、2003年の本社ビル(キヤノンSタワー)完成から、1階と2階にギャラリーを開設。1階の「キヤノンギャラリー S」では国内著名作家中心の企画展、2階の「オープンギャラリー」ではキヤノンフォトクラブ会員によるグループ展などを開催していた。

このたび、より幅広い企画展を行うため、2階のオープンギャラリーを増設。新設スペースを「キヤノンオープンギャラリー 1」、従来のスペースは「キヤノンオープンギャラリー 2」として開設する。キヤノンの最新製品を試せるショールーム「キヤノンプラザS」と、写真集を自由に閲覧できる「フォトライブラリー」も併設。開館時間は10時から17時30分まで。休館日は日曜、祝日とキヤノンの休業日だ。

また、オープンギャラリー開設を記念して、林忠彦写真展「カストリ時代 1946-1956 & AMERICA 1955」を開催する。写真展では、1946年から1956年の混沌とした戦後社会を生きる日本人を写した写真群「カストリ時代」と、戦後10年が過ぎ、豊かな生活を送るアメリカの人々を写し撮った「1955年のアメリカ」をあわせて展示。開催日程は2015年7月27日から8月25日。

復員(品川駅・1946年)

アメリカ(1955年)

8月2日には田沼武能氏と篠田正浩氏、飯沢耕太郎氏の3名による公開鼎談、7月27日と8月1日には林忠彦氏の息子であり写真家の林義勝氏によるギャラリートークも開催される予定だ。