多種多様な候補から自分好みの端末を選択でき高度なカスタマイズが可能、それがAndroidの魅力であり強みです。しかし、その自由度の反面わかりにくさを指摘されることも少なくありません。このコーナーでは、そんな「Androidのここがわからない」をわかりやすく解説します。今回は、『「iPhoneを探す」的なことはAndroidでもできる?』という質問に答えます。
***
iPhoneには、「iPhoneを探す(Find iPhone)」というアプリがあり、共通のアカウント(Apple ID)でひも付けられたiPhoneの現在位置を確認できます。確認だけでなく、iPhoneを遠隔操作して警告音やメッセージで周囲の人の注意を惹いたり、最悪の場合でもデータを消去して個人情報保護を図ることができます。
Googleも、Android端末向けに「Android Device Manager」という同等のアプリを提供しています。同じGoogleアカウントを登録したスマートフォン/タブレットから、紛失/盗難状態にあるAndroid端末の現在位置を確認し、さまざまな遠隔操作を行うことができます。
Android Device Managerは、WEBブラウザから利用することもできます。所定のWEBページに共通のGoogleアカウントでログインすれば、Android端末の現在位置が確認され、「着信音を鳴らす」と「ロック」、「消去」のいずれかを実行できます。
「着信音を鳴らす」を選ぶと、Android端末の着信音が最大音量で5分間鳴り続けます(電源ボタンを押すと停止)。外出先で紛失した場合にかぎらず、自宅で見失った端末を探す場合にも有効な方法です。
「ロック」を選ぶと、Android端末のロック画面が指定したパスワードに切り替わります。推測が容易なパターンロックを設定した端末を紛失したときなど、急場しのぎでセキュリティを確保したい場面で役立ちます。
「消去」は、Android端末を出荷時設定に戻します。メモリ上の写真や音楽、インストールしたアプリがすべて削除されるため、最後の一手として有効です。端末がインターネットに接続していない状態で実行しても、次回接続した直後にリセットが実行されるので確実です。
(記事提供: AndroWire編集部)