VAIOは25日、2015年5月25日から29日まで、六本木ヒルズのイベントスペース「Hills Cafe/Space」にて、全VAIO製品のタッチ&トライが行えるイベント「VAIO Cafe」を開催する。

この「VAIO Cafe」の開始に先立ち、同日発表された新製品「VAIO Pro 13 | mk2」と、21日に発表した「VAIO Z Canvas」のプレス向け説明会が行われた。

六本木ヒルズのイベントスペース「Hills Cafe/Space」が、金曜日まで「VAIO Cafe」に変身

イベントに登壇した関係者ら。左から順に、「VAIO Z Canvas」プロダクトマネージャーの宮入専氏、同商品プロデューサーの伊藤好文氏、「VAIO Pro 13 | mk2」商品企画担当の小笠原努氏、同プロダクトマネージャーの林薫氏

「VAIO Pro 13 | mk2」(バイオ プロ 13 マークツー)の紹介では、同機の大きな特徴として、ビジネス利用に耐えうる堅牢性の高さが説明された。満員電車での加圧や振動を想定した150kg加圧振動試験や、不意の落下を想定した90cm6面落下、置いた際にPCの角への衝撃をテストする5cm高からの5000回落下試験、閉じた状態でペンを挟み込む試験などの耐久テストを実施している。

また、キーボード面には、強度の弱い部分に補強リブを追加し、剛性をアップさせながら打鍵感やタッチパッドの操作性も高めた。底面ではビスの配置を変更し、剛性をアップさせた。

VAIO製品における「VAIO Pro 13 | mk2」の位置付け

本体天板にマグネシウム合金を新採用したことも剛性を高めた一因

一方、米国のクリエイター向けイベント「Adobe MAX」をはじめ、多くの展示会やイベントで試作を展示し、実際に使用したクリエイターの声を取り入れて製品化した「VAIO Z Canvas」は、フラッグシップ機として高密度実装による性能の高さやクリエイター向けに特化したペン入力機能などが紹介された。

同機は搭載するTDP 47WのCore i7 CPUを、立体交差させた薄型ヒートパイプ2本と3基の新開発大型ファンを組み合わせた独自の放熱設計で冷却し、高パフォーマンスを実現。また、VAIO独自のスタンド機構「フリースタイルスタンド」は、ばねやカム、ダンパーの配置や強度を細かく調整し、片手で押し戻しができる機構となっている。

クリエイター向けに試作を改良してきた「VAIO Z Canvas」

アドビシステムズ仲尾氏や、プロモーションビデオを担当したリールビジョン山口氏ら、関係各社もゲストとして招かれた。写真はA440代表の金丸義勝氏。同社はAR技術により、実寸台の「VAIO Z Canvas」をAndroid端末のカメラ上で再現できるコンテンツを制作。実際に文字入力やミニゲームが楽しめる、凝ったAndoidアプリを提供する

「VAIO Cafe」の営業時間は11時から23時。なお、各日19時から21時まではイベントが行われる。初日となる25日には、VAIOファン限定の「VAIO meeting 2015#2」が開催され、VAIO Z Canvas設計者による開発秘話や、ライブ制作の様子が披露される予定だ。

「VAIO Cafe」ではVAIO製のTシャツや名刺入れなど、VAIOグッズが販売される

「VAIO Z Cavas」タッチ&トライの様子。「VAIO Z Cavas」初回生産分は東芝と協力し、TransferJetのUSBアダプタが同梱されるという

「VAIO Cafe」ではVAIOカフェラテも注文できる(有料)