ブラザー販売は21日、インクジェットプリンタ「PRIVIO」シリーズの新製品として、A3対応モデル「MFC-J6973CDW」と「MFC-J6573CDW」の2モデルを発表した。6月上旬より発売する。価格はオープン。店頭予想価格は、「MFC-J6973CDW」が税別60,000円前後、「MFC-J6573CDW」が税別50,000円前後。

MFC-J6973CDW

MFC-J6973CDW

「MFC-J6973CDW」は、従来モデルよりもランニングコストを抑えたA3対応インクジェット複合機。コピー / スキャン / ファックス機能を搭載する。A4カラー文書1枚あたりのインクコストを従来モデルの6.3円から6.1円に低減している。

ファーストプリントタイムはA4カラーで約9.5秒(A4モノクロで約9秒)となっており、1枚だけ印刷したいときの待ち時間を短縮。印刷速度もA4カラー20枚/分(A4モノクロ22枚/分と高速。自動両面印刷と自動両面スキャンが可能で、それぞれA3サイズの大きさに対応する。

給紙トレイは2段で、A3普通紙を250枚ずつ(合計500枚)セット可能。用紙を1枚セットできる手差しトレイも装備し、ADFには最大35枚の用紙をセットしておける。ファックス機能も充実しており、受信したファクスデータをブラザーのクラウドサーバ経由で各種Webサービスへ転送 / 保存できる「ファクスクラウド転送」や、受信したファクスデータを指定したEメールアドレスに転送する「ファクスEメール転送」なども利用できる。

主な仕様は、プリント解像度が600dpi×1,200dpi。インクカートリッジは4色独立カートリッジ方式で、タッチパネル対応の3.7型液晶を装備する。スキャナの光学解像度は最大2,400×2,400dpi、読み取り方式はDual CIS。スキャン速度はA4カラー片面3.5秒 / モノクロ3.4秒。

インタフェースは、10BASE-T / 100BASE-TX対応有線LAN、IEEE802.11b/g/n対応無線LAN、USB 2.0。本体サイズはW553×D433×H310mm、重量は約16.5kg。対応OSはWindows XP / Vista / 7 / 8 / 8.1、Windows Server 2003 / 2003 R2 / 2008 / 2008 R2 / 2012 / 2012 R2、Mac OS X 10.8.5~10.10.x。

MFC-J6573CDW

MFC-J6573CDW

「MFC-J6573CDW」は、給紙トレイが1段のコンパクトモデル。セットできる用紙枚数がA3普通紙250枚になっている。そのほかの仕様は「MFC-J6973CDW」とほぼ共通。本体サイズはW553×D433×H247mm、重量は約14.3kg。